米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は買戻しも

配信元:フィスコ
投稿:2022/08/23 13:56
(13時50分現在)

S&P500先物      4,142.30(+4.3)
ナスダック100先物  12,909.50(+19.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


22日の主要3指数は大幅続落。序盤から下げ幅を拡大する展開となり、ダウは643ドル安の33063ドルで取引を終えた。この日は手がかりが乏しく、今週後半に予定される4-6月期国内総生産(GDP)改定値や個人消費支出の経済指標、ワイオミング州ジャクソンホールでの会合に市場の関心が向けられた。特に、金融政策について一段の引き締めへの思惑から長期金利が上昇し、ハイテクを中心に幅広く売られ下げを主導した。


本日は下げ渋りか。連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針に関する市場の見方は分かれているが、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げを維持するとの予想は半数を超える。それにより長期金利は上昇基調に振れやすく、引き続きハイテクなどへの売り材料になりそうだ。一方、今晩発表のPMIは製造業が前月より低調、サービス業は小幅に上回ると予想される。想定に沿った底堅い内容なら、売り一巡後は買戻しが期待される。


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配信元: フィスコ