4日の株式相場見通し=反発、米株高受け買い戻し優勢の展開に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/07/04 07:59
 4日の東京株式市場は、主力株中心に幅広く買い戻し優勢の展開となることが予想され、日経平均は2万6000円台を回復する公算が大きい。前週末の米国株市場ではNYダウが300ドル強の上昇で大きく切り返しに転じた。発表された6月のISM製造業景況感指数が低調だったことを受け、米10年債利回りが終値ベースで2.9%台を下回るなど急低下しており、これを好感する形でダウ構成銘柄など主力株を中心にショートカバーを誘発する形に。米国では3連休を前に空売り筋の手仕舞いが加速した格好だ。ハイテク株の一角も買われたが、半導体銘柄の下げが止まらず、これが足を引っ張りナスダック総合株価指数の上げは100ポイント弱にとどまっている。東京市場では前週末に日経平均が終値で2万6000円台を下回ったが、直近3営業日で1100円以上の大幅下落をみせていることで、目先突っ込み警戒感も働きやすい。外国為替市場で円が急速に買い戻され、一時1ドル=134円台まで円高方向に振れたことは輸出セクターにはマイナス材料となる。一方、企業の輸入コスト上昇に歯止めがかかるとの思惑が過度な国内景気後退懸念を緩和する可能性もある。

 1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比321ドル83セント高の3万1097ドル26セントと大幅反発。ナスダック総合株価指数は同99.109ポイント高の1万1127.845だった。

 日程面では、きょうは6月のマネタリーベース、6月の財政資金対民間収支など。なお、米国株市場は独立記念日の祝日で休場となる。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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