■中長期の成長戦略
アイナボホールディングス<7539>は、2022年9月期を最終年度とする第3次中期経営計画を推進している。同社は2022年9月期に売上高900億円、営業利益率2.5%を掲げていたが、コロナ禍の影響を踏まえて目標を売上高800億円、営業利益率2.8%へ修正した。ただし、営業利益の目標(2,200百万円)は変えていない。現時点での2022年9月期の予想営業利益は2,150百万円となっているが、前述のとおり上方修正の可能性があることから、この目標が達成される可能性も高いと思われる。また現在、次の中期経営計画を策定中で、2022年末までには発表される予定だ。
第3次中期経営計画の達成に向けて、以下の4ヶ条の重点施策を推進している。
1) 重点商材の対応
•サッシ・サイディング商材充実
•新商材の拡販(ビルダーズパネル)
•空調設備機器
2) 施工管理能力の向上
•工事管理者の確保(外国人高度人材・新卒採用・中途採用)
•施工研修センターの活用による教育
•工事管理ツールの活用促進
3) プロセスの標準化・効率化
•グループ各社の業務プロセス標準化
•多様な働き方の実施(テレワーク・フレックス出勤等)
4) 物流網の再構築
•首都圏・関西圏物流の最適化によるコストダウン
■株主還元策
配当性向は30%を目途に安定配当を継続
同社は株主還元策として基本的に配当性向30%を目途としている。2021年9月期の年間配当は36円、配当性向は31.8%であった。2022年9月期についても、前期同額の年間配当36円予想(中間配当18円、期末配当18円予想)、配当性向は26.4%予想となっている。同社は今後も安定した配当を続けていくとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<EY>
アイナボホールディングス<7539>は、2022年9月期を最終年度とする第3次中期経営計画を推進している。同社は2022年9月期に売上高900億円、営業利益率2.5%を掲げていたが、コロナ禍の影響を踏まえて目標を売上高800億円、営業利益率2.8%へ修正した。ただし、営業利益の目標(2,200百万円)は変えていない。現時点での2022年9月期の予想営業利益は2,150百万円となっているが、前述のとおり上方修正の可能性があることから、この目標が達成される可能性も高いと思われる。また現在、次の中期経営計画を策定中で、2022年末までには発表される予定だ。
第3次中期経営計画の達成に向けて、以下の4ヶ条の重点施策を推進している。
1) 重点商材の対応
•サッシ・サイディング商材充実
•新商材の拡販(ビルダーズパネル)
•空調設備機器
2) 施工管理能力の向上
•工事管理者の確保(外国人高度人材・新卒採用・中途採用)
•施工研修センターの活用による教育
•工事管理ツールの活用促進
3) プロセスの標準化・効率化
•グループ各社の業務プロセス標準化
•多様な働き方の実施(テレワーク・フレックス出勤等)
4) 物流網の再構築
•首都圏・関西圏物流の最適化によるコストダウン
■株主還元策
配当性向は30%を目途に安定配当を継続
同社は株主還元策として基本的に配当性向30%を目途としている。2021年9月期の年間配当は36円、配当性向は31.8%であった。2022年9月期についても、前期同額の年間配当36円予想(中間配当18円、期末配当18円予想)、配当性向は26.4%予想となっている。同社は今後も安定した配当を続けていくとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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