FRBの利上げ期待が緩和も円安がドル円をサポート=NY為替
きょうのNY為替市場はドルの戻り売りが優勢となっているものの、ドル円はしっかりとした値動きが続いている。円安がドル円の下値をサポート。ここ数週間、FRBがインフレ抑制のために積極引き締めを行い、それがリセッション(景気後退)を引き起こすとの懸念が強まっている。
FRBの利上げについては現時点で、材料がほぼ出揃ったという状況。その中で、次の市場のテーマは来年の景気後退に入っている。本当に来年にも景気後退に陥るのか、陥ったとしてもどの程度なのかに注目を集め出している模様。そのような中で市場では FRBが今後動きを軟化させる可能性が高く、来年後半にも利下げ開始との予想も出始めている。成長は鈍化し、恐らく予想よりも早く金利は低下するとの見方が市場に出始めているようだ。
きょうは米国債利回りの下げが一服しているが、今週は大きく流れを変え、前日の米10年債利回りは一時3.00%付近まで急低下した。それに伴ってドルは戻り売りを強め、ドル円も134円台に何度か下落したものの、135円台に買い戻される展開が続いている。
米国の景気後退は世界の景気後退とほぼ一致するものと思われるが、その場合、市場が期待している日銀の緩和解除も遠のく可能性があるということ。しばらくは、日銀と各国中銀との金融政策の格差が縮小されることもなく、円はもうしばらく売りやすい状況が続くと見ているのかもしれない。
USD/JPY 135.12 EUR/JPY 142.52
GBP/JPY 166.04 AUD/JPY 93.83
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
FRBの利上げについては現時点で、材料がほぼ出揃ったという状況。その中で、次の市場のテーマは来年の景気後退に入っている。本当に来年にも景気後退に陥るのか、陥ったとしてもどの程度なのかに注目を集め出している模様。そのような中で市場では FRBが今後動きを軟化させる可能性が高く、来年後半にも利下げ開始との予想も出始めている。成長は鈍化し、恐らく予想よりも早く金利は低下するとの見方が市場に出始めているようだ。
きょうは米国債利回りの下げが一服しているが、今週は大きく流れを変え、前日の米10年債利回りは一時3.00%付近まで急低下した。それに伴ってドルは戻り売りを強め、ドル円も134円台に何度か下落したものの、135円台に買い戻される展開が続いている。
米国の景気後退は世界の景気後退とほぼ一致するものと思われるが、その場合、市場が期待している日銀の緩和解除も遠のく可能性があるということ。しばらくは、日銀と各国中銀との金融政策の格差が縮小されることもなく、円はもうしばらく売りやすい状況が続くと見ているのかもしれない。
USD/JPY 135.12 EUR/JPY 142.52
GBP/JPY 166.04 AUD/JPY 93.83
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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