■業績動向
1. 2022年3月期連結業績の概要
日本動物高度医療センター<6039>の2022年3月期の連結業績は、売上高が2021年3月期比4.6%増の2,979百万円、営業利益が同8.3%増の439百万円、経常利益が同6.7%増の438百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.6%増の286百万円だった。収益認識会計基準適用による業績への影響はなかった。
増収増益で売上高と営業利益は過去最高だった。連携病院数の増加に伴って初診件数(紹介数)と総診療件数が順調に増加し、人件費の増加など事業拡大に向けた費用の増加を吸収した。売上総利益率は37.1%で2.2ポイント上昇、販管費比率は22.4%で1.7ポイント上昇した。連携病院数は2.6%増の4,030施設、初診件数(紹介数)は4.4%増の7,232件、総診療件数は3.8%増の28,296件となった。手術件数は2.1%減少したが、手術を行うかどうかは飼い主が判断するため、手術件数は必ずしも初診件数や総診療件数に連動しない。手術を選択しない場合でも、放射線治療や検査のために通院を続ける飼主が多く、結果的に手術件数が減少しても業績への大きな影響はなかった。
自己資本比率低下だが財務の健全性は維持
2. 財務の状況
財務面で見ると、2022年3月期末の資産合計は2021年3月期末比1,122百万円増加して6,966百万円となった。主にテルコムの買収、大阪病院建設に伴う固定資産取得、キャミックの移転により、資産の部では有形固定資産が508百万円増加、無形固定資産が502百万円増加、負債の部では有利子負債が847百万円増加した。この結果、自己資本比率は4.0ポイント低下して36.0%となったが、特に懸念される水準ではなく、財務の健全性は維持されていると弊社では判断している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
1. 2022年3月期連結業績の概要
日本動物高度医療センター<6039>の2022年3月期の連結業績は、売上高が2021年3月期比4.6%増の2,979百万円、営業利益が同8.3%増の439百万円、経常利益が同6.7%増の438百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.6%増の286百万円だった。収益認識会計基準適用による業績への影響はなかった。
増収増益で売上高と営業利益は過去最高だった。連携病院数の増加に伴って初診件数(紹介数)と総診療件数が順調に増加し、人件費の増加など事業拡大に向けた費用の増加を吸収した。売上総利益率は37.1%で2.2ポイント上昇、販管費比率は22.4%で1.7ポイント上昇した。連携病院数は2.6%増の4,030施設、初診件数(紹介数)は4.4%増の7,232件、総診療件数は3.8%増の28,296件となった。手術件数は2.1%減少したが、手術を行うかどうかは飼い主が判断するため、手術件数は必ずしも初診件数や総診療件数に連動しない。手術を選択しない場合でも、放射線治療や検査のために通院を続ける飼主が多く、結果的に手術件数が減少しても業績への大きな影響はなかった。
自己資本比率低下だが財務の健全性は維持
2. 財務の状況
財務面で見ると、2022年3月期末の資産合計は2021年3月期末比1,122百万円増加して6,966百万円となった。主にテルコムの買収、大阪病院建設に伴う固定資産取得、キャミックの移転により、資産の部では有形固定資産が508百万円増加、無形固定資産が502百万円増加、負債の部では有利子負債が847百万円増加した。この結果、自己資本比率は4.0ポイント低下して36.0%となったが、特に懸念される水準ではなく、財務の健全性は維持されていると弊社では判断している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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