ペット保険シェアNo.1のアニコム損保を子会社に持つアニコム ホールディングス株式会社とヒト再生医療関連事業を展開するセルソース株式会社は、動物医療における再生医療等関連事業の拡大を目的とした業務提携を開始いたしました。
アニコムとセルソースは今後、動物医療領域での血液加工技術等を利用した治療法をはじめとする再生医療等関連事業の拡大を目指してまいります。
本業務提携では、アニコムの動物病院ネットワーク、動物の再生医療分野における実績および保険データといった動物医療領域での知見・リソースと、セルソースのもつヒト再生医療分野での独自技術・知見・リソースを組み合わせ、動物医療の更なる発展を目指します。
ペット保険シェアNo.1(※1)のアニコム損保を子会社に持つアニコム ホールディングス株式会社(代表取締役 小森 伸昭、以下「アニコム」)とヒト再生医療関連事業を展開するセルソース株式会社(代表取締役社長 CEO 裙本 理人、以下「セルソース」)は、動物医療における再生医療等関連事業の拡大を目的とした業務提携(以下「本業務提携」)を開始いたしましたので、お知らせいたします。
アニコムとセルソースは今後、動物医療領域での血液加工技術等を利用した治療法をはじめとする再生医療等関連事業の拡大を目指してまいります。本業務提携では、アニコムの動物病院ネットワーク、動物の再生医療分野における実績および保険データといった動物医療領域での知見・リソースと、セルソースのもつヒト再生医療分野での独自技術・知見・リソースを組み合わせ、動物医療の更なる発展を目指します。
本業務提携による具体的な取り組み
アニコムとセルソースでは、以下の業務を協力して推進してまいります。
(1)血液加工技術等を利用した動物向け治療法の開発
(2)動物向け次世代再生医療の検討および開発 等
具体的には、まずイヌ由来の血液加工技術等の確立と、当該技術の実用化・普及を目指します。さらには、血液加工技術等を利用した治療方法以外の次世代再生医療技術の開発や、高度先進医療に対応した保険開発も検討してまいります。
動物医療における血液由来成分を用いた治療法の課題と展望
現在、一部の動物医療機関では、動物向けの血液由来成分を用いた治療法として『PRP療法』が行われています。PRP(多血小板血漿)とは、血液中の血小板を濃縮したものです。PRPには血小板から放出される種々の成長因子等が含まれており、関節炎や創傷部位等の局所に投与することで、組織の修復や機能改善といった様々な効果が期待されています。ただし「採血したその場で血液を加工し、PRPを作製する」必要があったことから、動物医療機関での手間が非常にかかるとともに、自家投与(自分の血液を使う)が基本であるためにPRPの品質が当該動物の状態に依存してしまい、望まれる効果が得られないこともあります。
一方、セルソースがヒト医療向けサービスにて提供している血液加工技術は、PRPからさらに成分の濃度を高め、フリーズドライ加工によって室温での長期保存を可能にするものです。そのため、本業務提携により動物医療への当該技術を応用し、新たな治療法の開発・製品化が進めば、動物医療機関で一定の効果が期待できる品質を担保した上での他家投与(他の個体の血液を使う)も可能になり、治療の選択肢や利便性を向上させることができると考えられます。より多くのペットやご家族、動物医療機関にとって、新たな選択肢として検討いただける治療法にもなり得ると考えます。
動物医療のアニコムと、ヒト医療分野のセルソース。それぞれが持つ強み
アニコムでは、これまで「治らない病気を治す」を目標として、アニコムの動物病院や、動物再生医療技術研究組合(※2)の設立・活用を通して間葉系幹細胞を用いた治療の実用化に向けた臨床研究を実施するなど、動物の再生医療事業の推進に努めてまいりました。また、同時に飼い主の医療費負担軽減と高度先進医療の普及に向けて、ペット向け高度先進医療保険の開発も進めております。
他方セルソースでは、ヒト医療における脂肪由来幹細胞や血液の加工受託を行う再生医療関連事業を展開しています。同社が調製方法について特許を取得しているPRP由来サイトカイン「PFC-FD™(※3)」は、変形性関節症やスポーツによるケガの治療などに広く技術導入されており、36,000件以上にのぼる症例に活用されてきました。
動物医療とヒト医療にそれぞれ携わる両社の強みを活かし、動物再生医療事業の更なる拡大と両社の企業価値向上を図るとともに、「家族の一員」であるペットと人が共に長く健康に・そして幸せに暮らせる社会の創造を目指し、積極的に取り組みを進めてまいります。
(※1) シェアは、各社2021年の契約件数から算出。(株)富士経済発行「2022年ペット関連市場マーケティング総覧」調査
(※2)動物再生医療技術研究組合:未だ確立されていない飼育動物(イヌ・ネコ)向け細胞治療サービスについて、各プロセスを標準化し、あらゆる診療施設の獣医師が、安全かつ有効な細胞治療サービスを提供できる仕組みの実用化を目的とした、産学官の連携を柱に共同研究を行う非営利共益法人。2019年12月10日設立。
(※3)PFC-FD™:フリーズドライ化した血小板由来因子濃縮物のこと。血液から作製したPRPの成長因子の濃度を高め、無細胞化とフリーズドライの処理を施し、室温での長期保存を可能にしたもの。PFC-FD™を用いた治療においては手術不要であり、患部に投与することで疼痛軽減や機能回復の効果が期待されます。
なお、PFC-FDはセルソースの商標です。
以上
【アニコム ホールディングス株式会社】
ペット保険を中核に、繁殖技術支援や動物医療に関する研究開発など、どうぶつ の各ライフステージに寄り添うサービスを提供することで、ペットの「川上から川下まで」をサポートするインフラカンパニーを目指します。
代表者:代表取締役 小森 伸昭
所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階
上場市場:東京証券取引所プライム(証券コード 8715)
設立:2000年7月5日
HP:https://www.anicom.co.jp/
【セルソース株式会社】
再生医療の産業化推進を目的とし、再生医療を提供する医療機関さまへの法規対応サポートと、脂肪由来幹細胞や血液の加工受託を行う再生医療関連事業を展開しています。再生医療等安全性確保法にもとづく特定細胞加工物製造許可施設(施設番号:FA3160006)にて40,000件以上の細胞等加工を受託しており、豊富な実績をもとに医療機関さまに安心してご利用いただけるサービスの提供と、研究・技術開発に努めています。
代表者:代表取締役社長CEO 裙本 理人(つまもと まさと)
所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目19-5 渋谷美竹ビル2F
上場市場:東京証券取引所グロース(証券コード 4880)
設立:2015年11月30日
HP:https://www.cellsource.co.jp
ペット保険シェアNo.1(※1)のアニコム損保を子会社に持つアニコム ホールディングス株式会社(代表取締役 小森 伸昭、以下「アニコム」)とヒト再生医療関連事業を展開するセルソース株式会社(代表取締役社長 CEO 裙本 理人、以下「セルソース」)は、動物医療における再生医療等関連事業の拡大を目的とした業務提携(以下「本業務提携」)を開始いたしましたので、お知らせいたします。
アニコムとセルソースは今後、動物医療領域での血液加工技術等を利用した治療法をはじめとする再生医療等関連事業の拡大を目指してまいります。本業務提携では、アニコムの動物病院ネットワーク、動物の再生医療分野における実績および保険データといった動物医療領域での知見・リソースと、セルソースのもつヒト再生医療分野での独自技術・知見・リソースを組み合わせ、動物医療の更なる発展を目指します。
本業務提携による具体的な取り組み
アニコムとセルソースでは、以下の業務を協力して推進してまいります。
(1)血液加工技術等を利用した動物向け治療法の開発
(2)動物向け次世代再生医療の検討および開発 等
具体的には、まずイヌ由来の血液加工技術等の確立と、当該技術の実用化・普及を目指します。さらには、血液加工技術等を利用した治療方法以外の次世代再生医療技術の開発や、高度先進医療に対応した保険開発も検討してまいります。
動物医療における血液由来成分を用いた治療法の課題と展望
現在、一部の動物医療機関では、動物向けの血液由来成分を用いた治療法として『PRP療法』が行われています。PRP(多血小板血漿)とは、血液中の血小板を濃縮したものです。PRPには血小板から放出される種々の成長因子等が含まれており、関節炎や創傷部位等の局所に投与することで、組織の修復や機能改善といった様々な効果が期待されています。ただし「採血したその場で血液を加工し、PRPを作製する」必要があったことから、動物医療機関での手間が非常にかかるとともに、自家投与(自分の血液を使う)が基本であるためにPRPの品質が当該動物の状態に依存してしまい、望まれる効果が得られないこともあります。
一方、セルソースがヒト医療向けサービスにて提供している血液加工技術は、PRPからさらに成分の濃度を高め、フリーズドライ加工によって室温での長期保存を可能にするものです。そのため、本業務提携により動物医療への当該技術を応用し、新たな治療法の開発・製品化が進めば、動物医療機関で一定の効果が期待できる品質を担保した上での他家投与(他の個体の血液を使う)も可能になり、治療の選択肢や利便性を向上させることができると考えられます。より多くのペットやご家族、動物医療機関にとって、新たな選択肢として検討いただける治療法にもなり得ると考えます。
動物医療のアニコムと、ヒト医療分野のセルソース。それぞれが持つ強み
アニコムでは、これまで「治らない病気を治す」を目標として、アニコムの動物病院や、動物再生医療技術研究組合(※2)の設立・活用を通して間葉系幹細胞を用いた治療の実用化に向けた臨床研究を実施するなど、動物の再生医療事業の推進に努めてまいりました。また、同時に飼い主の医療費負担軽減と高度先進医療の普及に向けて、ペット向け高度先進医療保険の開発も進めております。
他方セルソースでは、ヒト医療における脂肪由来幹細胞や血液の加工受託を行う再生医療関連事業を展開しています。同社が調製方法について特許を取得しているPRP由来サイトカイン「PFC-FD™(※3)」は、変形性関節症やスポーツによるケガの治療などに広く技術導入されており、36,000件以上にのぼる症例に活用されてきました。
動物医療とヒト医療にそれぞれ携わる両社の強みを活かし、動物再生医療事業の更なる拡大と両社の企業価値向上を図るとともに、「家族の一員」であるペットと人が共に長く健康に・そして幸せに暮らせる社会の創造を目指し、積極的に取り組みを進めてまいります。
(※1) シェアは、各社2021年の契約件数から算出。(株)富士経済発行「2022年ペット関連市場マーケティング総覧」調査
(※2)動物再生医療技術研究組合:未だ確立されていない飼育動物(イヌ・ネコ)向け細胞治療サービスについて、各プロセスを標準化し、あらゆる診療施設の獣医師が、安全かつ有効な細胞治療サービスを提供できる仕組みの実用化を目的とした、産学官の連携を柱に共同研究を行う非営利共益法人。2019年12月10日設立。
(※3)PFC-FD™:フリーズドライ化した血小板由来因子濃縮物のこと。血液から作製したPRPの成長因子の濃度を高め、無細胞化とフリーズドライの処理を施し、室温での長期保存を可能にしたもの。PFC-FD™を用いた治療においては手術不要であり、患部に投与することで疼痛軽減や機能回復の効果が期待されます。
なお、PFC-FDはセルソースの商標です。
以上
【アニコム ホールディングス株式会社】
ペット保険を中核に、繁殖技術支援や動物医療に関する研究開発など、どうぶつ の各ライフステージに寄り添うサービスを提供することで、ペットの「川上から川下まで」をサポートするインフラカンパニーを目指します。
代表者:代表取締役 小森 伸昭
所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階
上場市場:東京証券取引所プライム(証券コード 8715)
設立:2000年7月5日
HP:https://www.anicom.co.jp/
【セルソース株式会社】
再生医療の産業化推進を目的とし、再生医療を提供する医療機関さまへの法規対応サポートと、脂肪由来幹細胞や血液の加工受託を行う再生医療関連事業を展開しています。再生医療等安全性確保法にもとづく特定細胞加工物製造許可施設(施設番号:FA3160006)にて40,000件以上の細胞等加工を受託しており、豊富な実績をもとに医療機関さまに安心してご利用いただけるサービスの提供と、研究・技術開発に努めています。
代表者:代表取締役社長CEO 裙本 理人(つまもと まさと)
所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目19-5 渋谷美竹ビル2F
上場市場:東京証券取引所グロース(証券コード 4880)
設立:2015年11月30日
HP:https://www.cellsource.co.jp
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
4880
|
1,096.0
(11/29)
|
-2.0
(-0.18%)
|
関連銘柄の最新ニュース
-
セルソース(4880) ログミーファイナンス主催「個人投資家向けI... 11/22 15:30
-
<11月19日の年初来安値更新銘柄> 11月20日 11/20 07:30
-
セルソース(4880) 子会社設立に関するお知らせ 10/31 15:00
-
セルソース(4880) 従業員持株会の奨励金付与率引き上げに関する... 10/31 15:00
-
セルソース(4880) 代表取締役の異動及び新執行体制に関するお知らせ 10/31 15:00
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 05:43
-
今日 05:30
-
今日 04:52
-
今日 04:51