壽屋---3Qも2ケタ増収・大幅な増益、通期予想の上方修正に加え増配を発表

配信元:フィスコ
投稿:2022/05/16 14:54
壽屋<7809>は13日、2022年6月期第3四半期(21年7月-22年3月)決算を発表した。売上高が前年同期比54.5%増の105.08億円、営業利益が同146.1%増の18.91億円、経常利益が同140.3%増の18.79億円、四半期純利益が同143.1%増の13.07億円となった。

卸売販売は、国内において、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』より2022年2月に「オシリスの天空竜」を発売し、好評を博した。また、アニメ『鬼滅の刃』より2022年2月に「胡蝶しのぶ」を発売し、フィギュア製品の売上に貢献した。自社IP製品『メガミデバイス』より2022年1月に「皇巫(オウブ)スサノヲ」を発売、2022年3月には「朱羅 九尾 火舞羅」を発売した。そのほかの自社IP製品『創彩少女庭園』『フレームアー
ムズ・ガール』『ヘキサギア』『モデリング・サポート・グッズ』等も堅調となった。海外の北米地域においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然続き、物流の混乱等により一部製品の出荷遅延が生じたものの、フィギュア製品、プラモデル製品ともに売上は堅調な推移となった。アジア地域においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も販売活動については限定的にとどまり、プロモーション活動を行うとともに、販売チャネル拡大を推進し、フィギュア製品の売上が好調に推移した。また、国内と同様に『メガミデバイス』シリーズを中心に自社IPのプラモデル製品も好調な結果となった。

直営店舗による小売販売については、『にじさんじ』関連商品が好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症に起因するインバウンド需要減少を主な要因とした来店客数の大幅な減少により、売上は伸び悩んだ。店舗運営は、引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防のため、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底した。ECサイトによる通信販売は、他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進し売上が好調に推移した。

2022年6月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。 売上高が前期比44.6%増(前回予想比6.2%増) の138.00億円、営業利益が同107.6%増(同20.6%増) の20.50億円、経常利益が同103.9%増(同20.8%増)の20.17億円、当期純利益が同105.9%増(同20.8%増)の14.00億円としている。

また、同日、2022年6月期の期末配当金を前回予想から10.00円増配することを発表した。これにより1株当たり年間配当金は70.00円(前期の年間配当金は40.00円)となる。


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