来週の株式相場に向けて=ハイパーグロース株に反発の萌芽も

市場の関心を集めているのが、米ナスダックの動向だ。ナスダック指数は昨年11月高値から直近まで約3割下落した。20年2月から3月にかけてのコロナ暴落の際の下落率も3割程度であり、「ナスダック市場の下落は大分良い水準に達したのではないか」(アナリスト)との声が出ている。個別銘柄でも、ビットコインなど仮想通貨に絡むコインベース・グローバル<COIN>の株価が12日は売り一巡後、値を戻す動きを見せた。同じくEV関連のリビアンオートモーティブ<RIVN>も値を上げており「ハイパーグロース株に反発の萌芽も」(同)という声も聞こえ始めている。
この米国市場の動向がきょうのSBGの急反発にもつながったとみられている。とはいえ、インフレ懸念に揺れる米国市場では、高PER株に対する逆風は強い。ハイパーグロース株の反発は目先の動きで終わる可能性も小さくない。ただ、ナスダック指数がいったん反発基調に入れば、物色のホコ先も変わる。市場には、好決算を発表した東京エレクトロン<8035.T>など半導体関連株の動向に注目する声も出ている。
来週は、16日には約140社の決算発表が予定されているが、それで決算シーズンは終わる。目立ったイベントは無いだけに、決算内容が吟味され好業績銘柄が買い直される展開が予想される。海外では17日に米4月小売売上高が発表される。19日には半導体製造装置最大手アプライド・マテリアルズ<AMAT>の決算が発表となる。
国内では、16日に三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>やリクルートホールディングス<6098.T>の決算が発表される。18日に1~3月期GDP、20日に4月消費者物価指数が予定されている。同日に東京海上ホールディングス<8766.T>やSOMPOホールディングス<8630.T>が決算発表を行う。来週の日経平均株価の予想レンジは2万6100~2万7000円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
関連銘柄
銘柄名称 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
100000018
|
26,781.68
(05/27)
|
+176.84
(+0.66%)
|
関連銘柄の最新ニュース
-
来週の株式相場に向けて=SQまで膠着継続も、個別株物色には悪くない相場 05/27 18:01
-
東京株式(大引け)=176円高と4日ぶり反発、一時2万7000円接近も伸び悩む 05/27 15:46
-
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は170円高と横ばい圏 05/27 12:35
-
東京株式(前引け)=168円高、一時2万7000円に接近も上値重い 05/27 11:47
-
東京株式(寄り付き)=大幅高、NYダウ上昇を受け買い先行 05/27 09:07
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 03:32
-
今日 02:32
-
今日 01:32
-
今日 00:32
初心者おすすめ記事

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます
※サイトからのお知らせは除きます
広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけの
お得なサービスが盛りだくさん!