セキュアヴェ、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/05/12 15:00
 セキュアヴェイル <3042> [東証G] が5月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の1億1000万円の黒字→8300万円の赤字(前の期は3500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億6900万円の黒字→2400万円の赤字(前年同期は3000万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2022年3月期連結業績予想値の修正の理由売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、本格化を見込んでいた対面営業の延期や、調達遅れによる売上計上時期のずれ、顧客の投資抑制による選定段階での案件停滞の影響が想定よりも大きく、年度末にかけて当初計画を143百万円下回る見込となりました。損益面につきましては、売上の減収に加え、セキュリティ運用基盤の開発、新規サービスの広告宣伝に追加の先行投資費用を計上したことにより、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が当初計画を下回る見込みとなりました。なお、この状況を踏まえて、当社グループではセキュリティ運用基盤の機能強化と追加をはじめ、販売パートナーとの戦略的連携強化などの施策を実施し、今後の収益拡大に取組んでおります。(注)当社は2021年4月1日付で1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。2022年3月期個別業績予想値の差異の理由当期純利益につきまして、連結子会社である株式会社キャリアヴェイルの運用アウトソーシングサービスの販売が当初想定していた計画を下回って推移したため減損処理を実施し、関係会社株式評価損として54百万円を特別損失に計上する見込みとなりました。なお、当社の個別決算で計上されるこの特別損失は連結決算では相殺消去されるため、連結業績に与える影響はありません。(注)当社は2021年4月1日付で1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。(注)上記の業績予想は、現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて記載したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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