夢展望、今期最終は赤字継続へ

配信元:株探
投稿:2022/05/12 12:30
 夢展望 <3185> [東証G] が5月12日昼(12:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終損益は4900万円の赤字(前の期は5億0700万円の赤字)に赤字幅が縮小し、23年3月期は4700万円の赤字と横ばい見通しとなった。5期連続赤字になる。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終損益は4800万円の赤字(前年同期は2億0900万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-14.5%→-0.4%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 差異の理由(1)連結業績当連結会計年度におきましては、2021年4月5日にまん延防止等重点措置、4月25日に第三回の緊急事態宣言が出されて以降、2021年9月30日に緊急事態宣言が全面解除されるまでは、百貨店など多くの商業施設の休業や営業時間短縮、外出自粛により消費マインドが著しく低下しました。又、年明けにはまん延防止等重点措置が再び発令され、3月21日のほぼ期末まで解除されなかったことから、第4四半期でも更にトップラインには悪影響を受けることとなりました。当社グループでは期初より様々な形で収益構造改革を進めてきた結果、営業損益、当期損益共に期間を通して前年比着実に改善し、特に緊急事態宣言解除後の第3四半期は、大幅に損益改善に貢献いたしました。第4四半期は、年明けにまん延防止等重点措置が再び発令されたこと、又、2月の閑散期に予定していた当社の本店システム入れ替えが3月にずれ込んだことなどから、特にアパレル事業の売上水準は少なからず影響を受け、グループ全体でも第1~第3四半期同様に前年同期比減収となりましたが、引き続き各社ともコスト削減に注力した結果、損益は営業損益・最終損益ともに大幅に改善し、通期でも営業損益はプラスに転じました。以上の結果、2月に公表いたしました当期業績予想の内、売上収益は更に下回る結果となりましたが、営業損益・税引き前利益・親会社の所有者に帰属する当期利益は何れも上回りましたので、上記のとおり修正いたします。(2)個別業績個別業績におきましては、通期を通して売上至上主義を全面的に見直し、商品ごとに採算を重視した販売価格政策により不要な値引きを抑制することなどにより、粗利率が大きく改善いたしました。また、引き続き業務効率化や事務所、倉庫の効率的運用に伴う面積圧縮などにより販売費及び一般管理費の削減にも努めて参りました。以上の結果、上表3.の通り、売上高は前期実績を下回りましたが、経常利益及び当期純利益はいずれも前期比大幅に改善いたしました。
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