日本製鉄が大幅高、22年3月期利益急拡大で株価指標の割安感際立つ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/05/11 09:42
日本製鉄が大幅高、22年3月期利益急拡大で株価指標の割安感際立つ  日本製鉄<5401.T>が7%近い大幅高に買われ、2000円台に復帰した。今週明けから全体地合い悪に流され下値模索の動きを強いられたが、きょうは目先空売り筋の買い戻しなども誘発して上値指向を鮮明としている。10日取引終了後に発表した22年3月期の決算は営業利益が8409億100万円(前の期実績は113億8100万円)と急拡大、過去最高利益更新となった。鉄鋼製品価格の値上げ効果が利益採算の向上につながっている。また、決算発表とあわせて約2700億円を投じ名古屋製鉄所に熱延ラインを増設することも発表、攻めの経営を前面に押し出している。収益環境は先行き不透明感が強く、23年3月期の業績予想については非開示としたが、PERやPBRなど株価指標面から割安感が際立っていることもあり、物色意欲は旺盛だ。

出所:MINKABU PRESS
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