東京鉄、前期経常を赤字縮小に上方修正

配信元:株探
投稿:2022/04/25 15:30
 東京鐵鋼 <5445> [東証P] が4月25日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の10億円の赤字→7億円の赤字(前の期は75.2億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の10億円の赤字→50億円の赤字(前の期は49.8億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の11.5億円の赤字→8.5億円の赤字(前年同期は24.8億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.業績予想修正の理由修正の理由 通期の売上高は、概ね予想通りとなる見込みです。 利益面については、主に販売費及び一般管理費ならびに製造原価がそれぞれ若干想定を下回ったことから、営業利益は2億円程度、経常利益は3億円程度予想を上回ると見込んでいます。親会社株主に帰属する当期純利益については、下記の通り、八戸工場における事業用資産の減損損失を計上する見込みとなったことから、予想数字を引き下げております。2.事業用資産の減損損失の計上について 八戸工場は、原料である鉄スクラップ等の価格上昇の影響により 2022 年3月期、2023 年3月期と連続して赤字を計上する見込みとなり減損の兆候が認められたことから、将来キャッシュ・フローを算定したところ、回収可能価額が同工場の事業用資産の帳簿価額を下回る見込みとなったため、帳簿価額と将来キャッシュ・フローの現在価値との差額を減損損失として計上する見込みです。 損失計上額は、現時点では確定しておりませんが、約 50 億円と見込んでおり、上記業績予想の修正については、この金額を前提に算定しております。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確実な要因が内在しております。実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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