イーレックス、前期経常を12％上方修正

　イーレックス <9517> [東証Ｐ] が4月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の116億円→130億円(前の期は148億円)に12.1％上方修正し、減益率が21.9％減→12.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の48.8億円→62.8億円(前年同期は102億円)に28.7％増額し、減益率が52.2％減→38.6％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回発表以降同年３月末までの間において、天候の変動により電力需給の予測に差異が生じたことに加え、電力需給の逼迫やその後の収束等を踏まえ、今後の通期連結業績予想を合理的に算定した結果、売上高については、電力卸売を含む電力販売量の増加などから前回予想から50億円増加の2,250億円程度となる見通しです。また、売上高の増収に加え、３月末にかけて、卸電力取引における現物取引の割合が多くなったこと等から、営業利益については前回予想から30億円増加の120億円となる見通しである一方で、経常利益については前回予想から14億円増加の130億円程度となる見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益は、前回予想から10億５千万円増加の90億円程度となる見通しです。今回の修正は、電力市場の様々な変動に対応するための電力先物取引の活用等のリスクマネジメントが適切に機能した結果であると考えております。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。以 上