ユニオンツル、今期経常は7％増益、前期配当を2円増額・今期は3円増配へ

　ユニオンツール <6278> が2月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期の連結経常利益は前の期比90.7％増の54億円に拡大し、22年12月期も前期比7.3％増の58億円に伸びる見通しとなった。

　同時に、前期の年間配当を75円→77円(前の期は70円)に増額し、今期も前期比3円増の80円に増配する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比70.5％増の14.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の14.1％→20.1％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループに関連深い電子機器業界では、半導体関連をはじめ、電子機器工業界全般の活況に伴う需要増加の状況が続きました。当社グループに対する高付加価値製品の伸長が加速し、昨年11月に開示しておりました業績予想を上回る結果となりました。その他、開示予想値では先行き不透明な状況に対して換算為替レートを円高に設定してそなえましたが、実績は円安メリットを享受することとなり想定比増額に寄与しております。

　2021年12月期の期末配当金につきましては、１株当り38円の配当支払いを配当予想として公表しておりましたが、１株当り2円を加えた40円をお支払いすることといたしました。本件につき、2022年３月末に開催予定の第61回定時株主総会に 「剰余金の処分の件」として上程することになりますので、お知らせいたします。なお、期末配当金を40円とした場合の配当総額は691百万円(前回実績 639百万円より51百万円増額)となります。昨年９月に１株につき37円の中間配当をお支払いしておりますので、2021年12月期通期の配当金は、１株当り77円、総額1,330 百万円(前回70円。配当総額 1,209百万円)になります。