JKHD、今期経常を28%上方修正・最高益予想を上乗せ

配信元:株探
投稿:2022/02/14 11:00
 JKホールディングス <9896> が2月14日午前(11:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の107億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の90億円→115億円(前期は52.2億円)に27.8%上方修正し、増益率が72.3%増→2.2倍に拡大し、従来の8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の28.8億円→53.8億円(前年同期は32.1億円)に86.8%増額し、一転して67.2%増益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の46.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.1%→4.3%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社グループが属する建材流通業界におきましては、コロナ禍に伴う経済活動の低迷と再開等を受けて、木材等の素材を中心に需給バランスが崩れ、供給不足や価格高騰をもたらすなど「ウッドショック」と呼ばれる状況が続いています。これに対し当社グループは、木質系建材流通の川上から川下まで一気通貫で手掛け、また、製造加工部門や海外部門も有するなどの総合力を活かし、木材および木質系建材の供給責任を果たすべく、量の確保や代替材の調達、生産に努めました。この結果、素材価格の高騰は、販売価格、製品価格に転嫁することが概ね順調に進み、売上、利益とも既に開示されている予想を上回る見込みとなりました。 今後も、木材および木質系建材について十分な量を適正な価格で供給すべく、当社グループの総合力の発揮に努めてまいりますが、新型コロナウイルス感染症やウッドショックの影響等を初めとする様々な要因によって連結業績予想の修正が必要になった場合には、速やかにお知らせいたします。(注)上記の予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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