山喜、今期経常を赤字拡大に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/02/09 15:30
 山喜 <3598> [東証2] が2月9日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の6.5億円の赤字→7.5億円の赤字(前期は12億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3.1億円の赤字→4.1億円の赤字(前年同期は7.8億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年11月11日に公表いたしました、2022年3月期の通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種率の上昇により、感染や重症化を予防する効果が期待されるものの、依然不透明な状況が続いており、店頭売上の回復には今しばらく時間がかかるものと想定されます。そのような状況下、仕入抑制等による製品保管料等の物流費の削減や、百貨店・量販店の販売契約社員の雇用見直しによる人件費削減等の対策を講じてまいりましたが、生地・副資材等の原材料高騰や円安進行による製品原価高騰をカバーするまでには至らず、加えて新型コロナウイルス感染症の影響によるASEAN諸国のロックダウンや、コンテナ不足等の要因による製品納期の遅延等、厳しい事業運営を強いられた結果、営業利益及び経常利益につきましては、前回予想を下回る見通しです。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、特別損失において、中国連結子会社の生産ライン再編による経済補償金等を含む事業整理損及び、希望退職者に対する特別退職割増金などの事業構造改善費用を計上したため、前回予想を下回る見通しです。2021年11月1日に公表いたしました事業構造改革の実施により、市川物流センターの閉鎖と物流業務移管の実施に伴う特別損失を計上する予定ですが、現時点では諸費用が未確定のため、業績予想には織り込んでおりません。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
3598
155.0
(11/29)
+1.0
(+0.64%)