六甲バタ、前期経常を29％上方修正

　六甲バター <2266> が1月31日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の17億円→22億円(前の期は16.6億円)に29.4％上方修正し、増益率が2.0％増→32.0％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の最終利益は従来予想の25億円→22億円(前の期は9.5億円)に12.0％下方修正し、増益率が2.6倍→2.3倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の7.4億円→12.4億円(前年同期は10.5億円)に67.3％増額し、一転して18.0％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　業績予想修正の理由　2021年12月期通期の業績予想につきまして、チーズ製品の販売が想定を下回ったことから売上高は前回発表予想より減少し、営業利益・計上利益については、チョコレート製品の販売が好調に推移したことに加え、新型コロナウイルス感染症再拡大による移動制限で製造設備に係る修繕費等が減少したことから、前回発表予想を上回る見込みとなりました。また、当期純利益については、下記３．に記載の通り、関係会社株式評価損を計上するため、前回発表予想を下回る見込みとなったため業績予想を修正いたしました。関係会社株式評価損について　当社が保有する関連会社PT　EMINA　CHEESE　INDONESIAの株式の実績価額が著しく低下したため、当社は関係会社株式評価損702百万円を特別損失に計上する見込みです。注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しておりますので、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。