株価指数先物【引け後コメント】 週明けの米国市場の反発を織り込むも、2万7500円水準では強弱感が対立しやすい

配信元:株探
投稿:2022/01/24 18:38

大阪3月限
日経225先物 27580 +60 (+0.21%)
TOPIX先物 1928.0 +3.0 (+0.15%)

 日経225先物は、前日比60円高の2万7580円で取引を終了。寄り付きは2万7280円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7225円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まり、一時2万7170円まで下落幅を広げる場面があった。売り一巡後は次第に底堅さが意識され、前引けにかけて2万7400円まで下落幅を縮めた。ショーカバー一巡からランチタイムでは2万7300円~2万7400円辺りでの保ち合いで推移し、後場に入り戻り歩調を強めプラスに転じると、終盤には2万7610円まで上げ幅を広げる場面が見られた。

 グローベックスの米株先物はNYダウ先物、S&P500先物、ナスダック100先物のいずれもがプラス圏で推移していたこともあり、週明けの米国市場の反発を睨んだ動きとなった。前場段階でいったんショートカバーは一巡したものの、その後も下値の堅さが目立つなか、押し目買いの動きを強める格好となった。また、現物では東京エレクトロン<8035>が朝方に5万5800円まで下落した後に、後場半ばには5万8570円までリバウンドを見せており、日経平均型の買いが入ったようだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.30倍だった。一時は14.25倍に低下したが、その後はNTロングの動きを見せた。緩やかながらも1月13日につけた14.17倍をボトムにリバウンド基調を継続しており、調整局面においてはNTロングのポジションを組成するタイミングになりそうである。

 なお、日経225先物はテクニカル面では連日で長い下ヒゲを残す格好で下げ渋る動きを見せており、終値では2万7500円水準での底固めの動きを継続。一方で、上値は切り下がる5日移動平均線に抑えられる形状を見せている。5日線は2万7584円まで低下してきたため、2万7500円水準では強弱感が対立しやすいだろう。

 手口面では、日経225先物はシティが1660枚、UBSが580枚、バークレイズが430枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが2660枚、モルガンが640枚、野村が620枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1340枚、BNPパリバが770枚程度の売り越しに対して、UBSが370枚、大和が870枚、ゴールドマンが550枚程度の買い越しだった。

株探ニュース
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