アルコアが決算受け上昇 価格上昇がコスト上昇を相殺=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/01/20 23:47
 アルミのアルコア<AA>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。アルミニウムと半製品の価格上昇が、エネルギーと原材料のコスト上昇を相殺し、増益となった。
 同社のハービーCEOは声明で、「昨年は変革の年だった。過去最高の年間純利益を計上し、株主に現金を還元し、負債と年金債務を大幅に減らした」と述べた。また、今年の見通しについては、一段と堅調なアルミ需要と供給面の制約が続くと予想し、アルミ価格がさらに上昇する可能性を示唆した。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.50ドル(予想:1.86ドル)
・売上高:33.4億ドル(予想:33.6億ドル)
・EBITDA(調整後):8.96ドル(予想:8.95億ドル)
・アルミニウム生産:55.4トン
・アルミナ生産:329万トン

(22年度の通期見通し)
・アルミ出荷量予想:250~260万トン
・アルミナ出荷量予想:1420~1440万トン
・ボーキサイト:4800~4900万ドライトン

(NY時間09:34)
アルコア<AA> 62.91(+3.28 +5.50%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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