午後:債券サマリー 先物は4日続伸、20年債入札は無難に通過
16日の債券市場で、先物中心限月3月限は4日続伸。午前には一時152円00銭まで軟化したものの、20年債入札を無難に通過すると徐々に買いが優勢となった。
米連邦準備理事会(FRB)は15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和の縮小(テーパリング)加速を決め、FOMC参加者らの政策金利予想(ドットチャート)では来年に3回の利上げを見込んでいることが示された。タカ派的な内容から同日の米長期債相場は続落(金利は上昇)したが、市場では想定内との見方も多いことから米長期金利の上昇は限定的。これを受けた東京市場でも債券先物の下げ幅は限られた。午前は日経平均株価の続伸が影響するかたちで軟調な展開を余儀なくされたが、午後に入ると20年債入札の結果で一定の需要が確認できたことを手掛かりに買いが流入。時間外取引で一時1.47%台に上昇していた米長期金利が1.45%台に低下したことも国内債の支えとなり、152円14銭まで上伸する場面があった。なお、20年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が6銭と前回(11月18日)の4銭から拡大し、応札倍率は3.66倍と前回の3.78倍をやや下回った。
先物3月限の終値は前日比5銭高の152円12銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.040%だった。
出所:MINKABU PRESS
米連邦準備理事会(FRB)は15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和の縮小(テーパリング)加速を決め、FOMC参加者らの政策金利予想(ドットチャート)では来年に3回の利上げを見込んでいることが示された。タカ派的な内容から同日の米長期債相場は続落(金利は上昇)したが、市場では想定内との見方も多いことから米長期金利の上昇は限定的。これを受けた東京市場でも債券先物の下げ幅は限られた。午前は日経平均株価の続伸が影響するかたちで軟調な展開を余儀なくされたが、午後に入ると20年債入札の結果で一定の需要が確認できたことを手掛かりに買いが流入。時間外取引で一時1.47%台に上昇していた米長期金利が1.45%台に低下したことも国内債の支えとなり、152円14銭まで上伸する場面があった。なお、20年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が6銭と前回(11月18日)の4銭から拡大し、応札倍率は3.66倍と前回の3.78倍をやや下回った。
先物3月限の終値は前日比5銭高の152円12銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.040%だった。
出所:MINKABU PRESS
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