FJ、今期経常を36%下方修正、配当も2円減額

配信元:株探
投稿:2021/12/09 16:30
 FUJIジャパン <1449> [札証] が12月9日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。21年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億0100万円→6500万円(前期は5700万円)に35.6%下方修正し、増益率が77.2%増→14.0%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の5700万円→2100万円(前年同期は4600万円)に63.2%減額し、一転して54.3%減益計算になる。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の7円→5円(前期は特別配当3.5円を含む7円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年12月期の業績予想について、2021年11月11日の直近の開示においては、売上高及び利益ともに堅調に推移していたため、当事業年度の期首から業績予想を据え置くことといたしました。しかしながら、足許においては、見込んでいた売上高の伸びを達成するに至っていない状況となっております。8月から猛威を振るった新型コロナウィルス感染症の第5波による影響や新たな変異ウィルスの発生もあり終息の見通しが不透明であることから、消費意欲の回復に想定以上の遅れが生じていると思われます。併せて、鉄鋼資材及び木材等の供給不足を起因とする値上がりについても想定を上回って推移しております。以上から、売上高の減少と合わせて利益が大幅に減少する見込みであるため、今回業績予想を下方修正することといたしました。なお、原材料の値上げに対しては、今後、サービスの充実を図りながら販売価格への転嫁を進めて行きます。

  当社は、株主に対する利益還元に関しましては、経営の重要課題の一つとして位置付けております。将来の事業発展のために必要な内部留保の充実を考慮したうえで、各事業年度の経営成績及び財政状況を勘案しつつ、利益配当による株主に対する利益還元を検討していく事を利益配分に関する基本方針と考えております。  しかしながら2021年12月期の期末配当については、1株につき7円の予想としておりましたが、1株につき5円に修正しました。 なお、今期業績は業績予想を下回ったものの、前期業績に対しては増収増益のため、配当についても昨年の普通配当1株につき3円50銭から1株につき5円に増配させていただきます。
配信元: 株探

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