変異株を警戒した円買いがやや後退、オミクロン株は脅威なのか=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/12/02 11:43
 東京外為市場では逃避的な円買いがやや後退。前日の海外市場で下落したドル円やクロス円は戻りを試している。新型コロナウイルスのオミクロン株の流行拡大が警戒されている一方で、重症化したとの報道は今のところ見当たらず、警戒感が一方的に円相場を押し上げるような流れにはない。

 クロス円の下落基調は続いているものの、ユーロ円は128.15円付近、ポンド円は150.41円付近、豪ドル円は80.47円付近、NZドル円は77.18円付近まで戻した。

 ドル円は113.08円付近まで水準を切り上げたが、上値は限定的。欧州通貨や資源国通貨に対してドル売りが持ち込まれていることが重し。来年の米国の早期利上げが意識されているとはいえ、ドル買いは続いていない。

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