反落、モデルナCEOの発言で変異株への警戒感高まる=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/12/01 05:59
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=66.18(-3.77 -5.39%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.77ドル安。その他の限月は3.79~2.68ドル安。

 米モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)が新型コロナウイルスのオミクロン株について、既存のワクチンの効果が弱いとの認識を示したことが背景。航空機による移動制限など、水際対策をすり抜けて変異株が主要国で流行した場合のロックダウンが警戒されている。オミクロン株の出現によって景気・物価見通しが不透明となっているなかでも、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がタカ派寄りの態度を示したことも重し。議会証言を行った同議長は資産購入ペースの縮小加速を協議するとしている。

 時間外取引から1月限は下落し、通常取引開始後は64.43ドルまで一段安となった。ただ、引けにかけては下げ幅をやや縮小した。

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