午後:債券サマリー 先物は反発、リスクオフ地合いで買い優勢

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/11/26 16:08
 26日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。新型コロナウイルス変異株への警戒感から投資家のリスク回避姿勢が強まった。

 欧州で新型コロナ感染が再拡大しているほか、南アフリカで新たな変異株が確認されたと伝えられたことで、世界経済への影響が懸念された。日経平均株価や時間外取引のNYダウ先物が大きく下落する一方、安全資産とされる債券には買いが流入。前日の米市場は感謝祭の祝日で休場だったが、時間外取引の米長期金利が低下したことも国内債の支援材料となった。午後に入っても債券先物には断続的に買いが入り、この日の高値で取引を終えた。

 先物12月限の終値は前日比18銭高の151円72銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.070%だった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ