◎〔米欧石油市況・詳報〕小幅安=備蓄放出効果に疑問(24日)

配信元:時事通信社
投稿:2021/11/25 08:13
 【ニューヨーク・ロイター時事】24日の米欧石油市場の原油先物相場は、小幅安となった。投資家は米国が主導する石油備蓄放出の効果に疑問を抱いており、産油国側の反応に注目している。
 英国産標準油種ブレント先物の中心限月1月きりの清算値(終値に相当)は、0.06ドル(0.07%)安の1バレル=82.25ドル。米国産標準油種WTIの中心限月1月きりは0.11ドル(0.14%)安の78.39ドル。
 米政府は原油価格の高騰を抑制するため、中国やインド、韓国、日本、英国と共に石油備蓄を放出すると発表した。
 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は23日、原油・ガス価格に関して、一部の国は役立とうとしていないとし、消費者に十分な量が届いていないとの認識を示した。JPモルガン・グローバル・コモディティーズ・リサーチは、備蓄放出が与える原油価格への影響は長続きしないと指摘。世界の原油需要は2022年3月までに19年の水準を上回ると予想した。
 焦点は、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」が備蓄の協調放出にどのような反応を示すかに移っている。
 関係筋によると、現時点では増産の停止は議論されていない。同筋は、OPECプラスは来週2回の会合を開き、方針を決定する見通しだと述べた。
 オアンダの上級アナリスト、ジェフリー・ハリー氏は、備蓄放出の動きについて「一発勝負であり、市場は適切に反応したと言える」と語った。
 欧州の一部で新型コロナウイルス感染者数が過去最高を更新し、新たな制限措置導入の動きが出てきたことで、相場は圧迫された。(了)
[時事通信社]
配信元: 時事通信社
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