ファルコHD、今期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ

配信元:株探
投稿:2021/11/09 16:00
 ファルコホールディングス <4671> が11月9日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.3倍の33.4億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の30億円→42億円(前期は28.5億円)に40.0%上方修正し、増益率が5.2%増→47.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比58.6%減の8.5億円に大きく落ち込む計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の20億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の8.0%→14.7%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当期第2四半期累計期間は、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)が猛威を振るった第5波の影響により関連検査の受託数が関西圏および東海圏を中心に当初の想定を超えて著しく増加しました。一方でその後の10月以降は関連検査の受託数は落ち着きつつあり、第3四半期以降は当初の想定の範囲内になるとの想定をしております。また、MSI検査キットの販売は8月に適応拡大され、今後の収益に寄与すると予想しております。これらにより通期の臨床検査事業売上高が前回公表時より10%程度押し上げ、連結売上高増加に大きく寄与する見込みとなりました。 一方コスト面では、当社が今後も活力ある企業として継続するため、人事制度改正等の人財への投資、遺伝子関連ビジネスにおける新たな分野への先行投資を計上することを見込んでおります。 上記の売上及びコストにより、連結上の営業利益および経常利益につきましては、前回公表を12億円上回り、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、8億円程度上回る見込みであります。これら各利益はいずれも過去最高益を見込んでおります。 これらの状況を踏まえ、令和4年3月期通期の連結業績予想を修正いたします。(注) 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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