早稲田アカデミー---2Qは2ケタ増収・大幅な増益、費用統制により利益率が改善

配信元:フィスコ
投稿:2021/11/01 15:40
早稲田アカデミー<4718>は10月29日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.8%増の137.13億円、営業利益が同175.7%増の9.17億円、経常利益が同171.6%増の9.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同491.5%増の5.69億円となった。

当第2四半期累計期間における期中平均(4月~9月平均)塾生数は、全学部合計で42,083人となり、前年同期比13.1%増、コロナ禍前の2020年3月期第2四半期との比較では9.2%増と第1四半期に続き順調に推移した。学部別では、小学部23,418人(前年同期比16.4%増)、中学部16,192人(同12.0%増)、高校部2,473人(同5.4%減)となった。いずれの学部も、小学1~3年、中学1年、高校1年といった低学年層が大きく伸長しており、中長期的な収益拡大と合格実績伸長に繋がる良好な学年構造が形成できている。

当第2四半期累計期間の収益について、売上高は、好調な塾生数動向を反映し増収となった。費用面では、業容拡大に伴って人件費・校舎の地代家賃・原材料費(教材仕入・外注費)・減価償却費等の費用が増加しているが、全体としては、費用統制により売上原価・販売管理費ともに売上高構成比率が前年同期を下回って推移し、予定以上の利益率改善が図れ、大幅な増益を達成した。

2022年3月期通期については、売上高が前期比11.5%増の283.70億円、営業利益が同49.5%増の15.91億円、経常利益が同47.3%増の15.87億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同75.0%増の9.25億円とする8月25日に上方修正した業績予想を据え置いている。



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