外為サマリー:1ドル109円50銭台で推移、FOMC結果発表控え戻り限定的

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/09/22 15:18
外為サマリー:1ドル109円50銭台で推移、FOMC結果発表控え戻り限定的  22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=109円52銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭程度のドル安・円高となっている。

 中国の不動産大手、中国恒大集団の資金繰り懸念がくすぶるなか、前日のニューヨーク市場でドル安・円高が進んだ流れを引き継いでスタート。日経平均株価が続落して始まったことも重荷となり、朝方には109円12銭まで下押す場面があった。ただ、その後は15日につけた直近安値109円11銭が意識されるかたちで下げ渋り、一部で「中国恒大集団は23日に期日を迎える社債の利払いを行うと発表した」ことが伝えられるとデフォルト(債務不履行)懸念が和らぐとともにドルの買い戻しが流入。午後2時20分頃には一時109円55銭まで値を戻した。とはいえ、今晩に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を見極めたいとして積極的な売買を手控える向きも少なくなく、一段とドルを買い上がる勢いには乏しかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1722ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0004ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=128円39銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ