午前:債券サマリー 先物は反発、新発10年債の取引成立せず

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/09/21 12:18
 21日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。日本が連休中の米市場でリスクオフの動きとなったことが買い手掛かりとなった。

 20日の米市場でNYダウは3日続落となった一方、米長期債金利が低下した。中国恒大集団の経営不安が伝わるなか、金融市場の混乱が中国にとどまらず世界に悪影響が及ぶとの懸念が広がったことが背景。これを受けて東京市場でも安全資産が選好するムードが台頭し、債券先物は買い優勢だった。なお、この日は流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)が実施される。

 午前11時の先物12月限の終値は前週末17日に比べ12銭高の151円83銭となった。現物債市場では、新発10年債の取引がまだ成立していない。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ