午後:債券サマリー 先物は反発、日銀オペ結果を好感
15日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。午前は模様眺めムードが強かったものの、午後は日銀の国債買いオペ結果を手掛かりとした買いで上伸した。
14日に発表された米8月消費者物価指数(CPI)の伸び率が鈍化したことで、同日の米債券相場では緩和的な米金融政策が当面続くとの見方が台頭。米長期金利が低下したことが国内債の買いを促し、債券先物は堅調にスタートした。ただ、今晩の9月ニューヨーク連銀製造業景気指数や16日の米8月小売売上高の発表を控えているとあって積極的な売買を手控える向きも多く、朝方の買いが一巡したあとは上値が重くなった。とはいえ、日経平均株価の下落を支えに債券先物はプラス圏を維持し、午後に入ると日銀オペが需給の引き締まりを示す結果となったことを好感。「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」の応札倍率がいずれも前回から低下し、売り意欲の乏しさが確認できたことが安心感につながった。また、「北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル2発を発射したもよう」と伝えられたことで地政学リスクの高まりが意識されたこともあり、債券先物は一時151円89銭まで上昇した。
先物12月限の終値は前日比12銭高の151円86銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.035%だった。
出所:MINKABU PRESS
14日に発表された米8月消費者物価指数(CPI)の伸び率が鈍化したことで、同日の米債券相場では緩和的な米金融政策が当面続くとの見方が台頭。米長期金利が低下したことが国内債の買いを促し、債券先物は堅調にスタートした。ただ、今晩の9月ニューヨーク連銀製造業景気指数や16日の米8月小売売上高の発表を控えているとあって積極的な売買を手控える向きも多く、朝方の買いが一巡したあとは上値が重くなった。とはいえ、日経平均株価の下落を支えに債券先物はプラス圏を維持し、午後に入ると日銀オペが需給の引き締まりを示す結果となったことを好感。「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」の応札倍率がいずれも前回から低下し、売り意欲の乏しさが確認できたことが安心感につながった。また、「北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル2発を発射したもよう」と伝えられたことで地政学リスクの高まりが意識されたこともあり、債券先物は一時151円89銭まで上昇した。
先物12月限の終値は前日比12銭高の151円86銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.035%だった。
出所:MINKABU PRESS
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