今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがさらに拡大する可能性は低い見通し

配信元:フィスコ
投稿:2021/09/15 08:29
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の持続的な景気回復を支援するため、一定規模の債券買い入れは長期間継続するとみられている。ただし、米長期金利は伸び悩んでいることから、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いがさらに拡大する可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・米量的緩和策の縮小は年内開始の可能性
・ECBの量的緩和策は長期間継続の公算
・新型コロナウイルス変異株の感染流行

【ユーロ買い要因】
・4-6月期のユーロ圏経済成長率は予想を上回る
・域内雇用情勢の改善
・米雇用拡大ペースの減速

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配信元: フィスコ