◎〔外為・今日の材料〕ドル、109円台後半=弱い米物価指標で上値重い(15日)

配信元:時事通信社
投稿:2021/09/15 08:14
 15日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、前日の海外市場で売られた流れを引き継ぎ、1ドル=109円台後半で上値の重い展開が見込まれる。弱い米物価指標を受けた米長期金利低下が圧迫要因。ただ、来週にFOMCを控えて積極的には動きにくいとみられ、値幅は限られそうだ。予想レンジは109円50〜90銭。
 前日の海外市場でドル円は、欧州時間は110円付近でもみ合った。しかし米国時間に入ると弱い米消費者物価(CPI)を受けて低下した米長期金利を眺めて下落に転じ、中盤以降は米株安も重しとなり、109円50銭前後まで急落した。ただ、同水準では買い戻しが入り、終盤は下げ渋った。東京時間の早朝は109円70銭台まで持ち直している。
 8月のCPIは前年同月比5.3%上昇し、約13年ぶりの伸びを記録した前月(5.4%上昇)から鈍化。インフレ懸念の後退から米長期金利は1.35%近辺から1.27%近辺に大きく低下し、ドル売りの勢いを強めた。また、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大で景気先行きへの懸念が広がり、米主要株価指数が下落したこともドル円を圧迫した。
 米物価上昇の鈍化は「インフレ加速は一時的とするFRBの慎重な物価見通しに沿っており、量的緩和の縮小(テーパリング)開始は後ずれする、との観測を強めた」(FX業者)という。このため、ドル円は「東京時間も上値の重い展開になるだろう」(大手邦銀)と指摘される。ただ、「来週のFOMCでFRBの政策スタンスを確認したい、とのムードも強い」(同)ため、下げ余地は限られそうだ。
 本日は、東京時間は黒田日銀総裁のオンライン会議出席、8月の中国鉱工業生産・小売売上高、欧米時間は8月の英消費者物価、7月のユーロ圏鉱工業生産、9月の米NY州製造業景況指数、8月の米鉱工業生産・設備稼働率などが予定される。(了)
[時事通信社]
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