エアトリ、今期税引き前を56%上方修正・最高益予想を上乗せ

配信元:株探
投稿:2021/09/06 17:00
 エアトリ <6191> が9月6日大引け後(17:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。21年9月期の連結税引き前損益を従来予想の25.4億円の黒字→39.5億円の黒字(前期は91.9億円の赤字)に55.5%上方修正し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結税引き前損益も従来予想の5.8億円の黒字→19.9億円の黒字(前年同期は77.6億円の赤字)に3.4倍増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 <売上収益>当社は、エアトリグループの事業ポートフォリオの分散及び再構築の一環として、当社の連結子会社であるナショナル流通産業株式会社の全株式の譲渡並びにハイブリッドテクノロジー株式会社及び株式会社ピカパカの一部株式の譲渡に伴い、同社が連結範囲より除外されるため、売上収益が減少する見通しとなっております。以上より、2021年9月期の連結業績予想における売上収益について、前回発表予想を下方修正いたしました。<各段階損益>当社では、エアトリグループの成長戦略“リ・スタート”の実行により、グループ内の事業ポートフォリオの分散及び再構築を推進しており、「エアトリ経済圏」の強化を順調に進めています。その結果、2021年9月期第3四半期の営業利益は、3,071百万円となり、前回発表予想を大きく上回り、過去最高を更新する成果となりました。通期の営業利益につきましても、エアトリ旅行事業では、度重なる緊急事態宣言による影響を受けるものの、需要増減に応じた最適な広告投下により、安定的に利益を確保できることが見込まれております。また、エアトリ旅行事業以外の既存5事業(訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業、ITオフショア開発事業、メディア事業、ヘルスケア事業、及び投資事業)においても、エアトリグループの事業ポートフォリオの分散及び再構築が推進されており、好調に推移することが見込まれます。以上より、2021年9月期の連結業績予想における各段階損益が大幅に増加すると見込まれることから、前回発表予想を上方修正いたしました。好調な業績も背景に、M&Aや出資、事業提携や広告宣伝等、将来のための戦略的な投資も行ってまいります。(注)上記業績予想につきまして、現時点で入手可能な情報に基づき判断及び仮定を行っており、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。様々な要因には、今後の新型コロナウイルスの世界的な感染状況及びこれに対する政府等の対応により影響を受ける可能性があることが含まれます。
配信元: 株探

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