ワンプラ、今期経常を一転15%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/08/26 17:00
 ワンダープラネット <4199> [東証M] が8月26日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.8億円→2.6億円(前期連結は3.1億円)に45.2%下方修正し、一転して15.1%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常利益も従来予想の3.4億円→1.2億円に63.8%減額した計算になる。

 ※今期から非連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 第4四半期に複数タイトルの周年や大型イベントの効果を見込み、想定を下回っていた第3四半期の需要の回復を試みるも、「ジャンプチ ヒーローズ 日本版(以下ジャンプチ日本版)」は想定を下回るユーザー数の推移が続き、また「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ 繁体字版(以下このファン繁体字版)」は想定以上の減衰進行を止めるに至らず、売上高は通期で想定を下回る見込みです。 各利益項目についても、想定を下回る売上高、また主に新規タイトルにかかる人件費の増加等により、通期で想定を下回る見込みです。各項目の業績進捗および着地見込みは以下のとおりです。(売上高)・「ジャンプチ日本版」は、2021年4月の周年イベント以降に実施した大型プロモーションによるユーザー獲得が過去実績値との比較で想定通りの効果を得ることが出来ず、第4四半期においてユーザー数が想定を下回る推移が続いていることを主因に、通期で想定を下回る見込みです。・「このファン繁体字版」は、2021年9月のリリース以降、ユーザー数の減少が続いており、第4四半期においてゲームプレイ環境改善やマネタイズコンテンツ追加を試みるも十分な効果は得られず、通期で想定を15%程度下回る見込みです。・「クラッシュフィーバー日本版」は、2021年6-7月の6周年イベントにおいて概ね想定通りとなり回復傾向が見られたものの、以降の反動減が見られ、通期で想定を下回る見込みです。・これら3タイトルによる売上高の合計額は、前回予想比で210百万円減少する見込みです。(費用)・上記の売上高の減少に伴い、プラットフォーム手数料が想定を下回り、また広告宣伝費は売上推移やプロモーション効果を見極め一部未消化としたことから、想定を下回る見込みです。・準備中タイトルのうち、「名古屋スタジオとグローバルスタジオ共同で進行している新規開発中のタイトル」の人件費は想定を15%程度上回る見込みであり、これを主な要因として、2021年8月期に想定していた新規開発費用は332百万円から353百万円に増加する見込みです。(その他)・前回発表予想において、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討を行った結果、2021年8月期において企業会計基準適用指針第26号「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」における会社分類の変更を行い、将来の合理的な見積可能期間内の課税所得見込み額に基づいて、当該見積可能期間の繰延税金資産は回収可能性があるものと判断し、法人税等調整額(△は利益)△614百万円を計上する見込みとしておりましたが、当該金額については現時点では変更しておりません。今後変更が生じた際は公表いたします。 これらの状況を踏まえ、2021年6月10日公表の通期業績予想を下回る見込みであることから、2021年8月通期業績予想(2020年9月1日~2021年8月31日)を上表の通り修正いたします。【業績予想に関するご留意事項】 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、様々な要因によって異なる場合があります。
配信元: 株探

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