クリーが決算受け下落 利益率改善には時間がかかるとの指摘も=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/08/18 23:48
 半導体やLEDなど電子部品のクリー<CREE>が下落。4-6月期決算(第4四半期)を発表しており、1株損益は赤字だったものの予想範囲内だったほか、売上高も予想範囲内だった。ただ、市場は粗利益率が予想を下回ったことを嫌気している模様。また、第1四半期の売上高見通しも予想に届かなかった。

 アナリストからは「同社は引き続き粗利益の逆風にあり、これは時間の経過とともに解決する必要がある。パンデミックによって閉鎖された委託製造業者の影響といった短期的な逆風は僅かではあるが、予想よりも悪化している」と述べた。また、「同社には大きな成長の可能性があるが、利益率改善のストーリーが展開されるまでには時間がかかる」とも指摘している。

(4-6月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.23ドル(予想:-0.24ドル)
・売上高:1.46億ドル(予想:1.45億ドル)
・粗利益率(調整後):32.0%(予想:33.4%)

(7-9月・第3四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.21~-0.25ドル(予想:-0.23ドル)
・売上高:1.44~1.54億ドル(予想:1.52億ドル)

(NY時間10:34)
クリー<CREE> 80.01(-6.24 -7.23%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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