シイエムシイが大幅続伸、９月末を基準日に１株を２株に株式分割へ

　シイエム・シイ<2185.T>が大幅続伸している。１０日の取引終了後、９月３０日を基準日として１株を２株に株式分割すると発表しており、これが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図るのが狙いという。

　同時に第３四半期累計（２０年１０月～２１年６月）連結決算を発表しており、売上高１１１億４１００万円（前年同期比７．０％減）、営業利益９億４２００万円（同２３．１％増）、純利益６億９８００万円（同１３．７％増）と大幅営業増益となったことも好材料視されている。各種教育イベント案件や技術マニュアル制作の案件が減少し売上高は減収となったが、海外での印刷案件や為替差益が増加したことで増益を確保した。

　なお、２１年９月期通期業績予想は、売上高２０１億８９００万円（前期比１８．３％増）、営業利益２２億７６００万円（同２５．２％増）、純利益１５億９０００万円（同１７．４％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS