KADOKAWA 2022年3月期 第1四半期決算発表 四半期ベースで過去最高の営業利益を達成

配信元:PR TIMES
投稿:2021/07/30 19:19
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛、東証一部:9468)は、2021年7月30日(金)、2022年3月期 第1四半期決算を公表いたしました。


■2022年3月期 第1四半期決算のハイライト
・2022年3月期 第1四半期連結売上は、前年同期比+10.7%の増収。営業利益は前年同期比+63.9%の増益で、四半期ベースで過去最高を達成。
・ゲーム事業においては前年からの反動減も、当社コンテンツに対する強い需要、海外事業および権利許諾収入の拡大を背景に、書籍、アニメ、教育を中心とした高成長事業が貢献。
・前期以降、利益に加え売上も増加フェーズに入る。新たな成長ステージへの期待が高まる。

■2022年3月期 第1四半期決算 各セグメントの業績
<出版セグメント>
 当セグメントの売上高は321億29百万円(前年同期比9.8%増)、セグメント利益(営業利益)は53億87百万円(前年同期比151.3%増)となりました。
 紙書籍は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた前年同期と比較して新刊の制作が順調に進捗しております。また、コミックス、児童書などの好調な売上推移、海外事業の中でも特に北米においてコミックス、ライトノベルを中心に高成長が継続していること、さらには返品率の大幅な良化が増収増益に貢献いたしました。
 電子書籍は、市場全体の高成長が継続していることに加え、自社ストアであるBOOK☆WALKERの新規ユーザー数の増加や、当社IP(Intellectual Property)の他社プラットフォームへの好調な販売により、四半期ベースで過去最高の売上を更新いたしました。

<映像セグメント>
 当セグメントの売上高は89億3百万円(前年同期比59.2%増)、セグメント利益(営業利益)は10億38百万円(前年同期 営業損失2億61百万円)となりました。
 アニメ『蜘蛛ですが、なにか?』『聖女の魔力は万能です』や実写映画『ヤクザと家族 The Family』『ファーストラヴ』の配信による収入に加え、『Re:ゼロから始める異世界生活』をはじめとした当社アニメIPの他社ゲームへの活用による権利許諾が引き続き収益貢献いたしました。
 また、アニメ事業の強化のため、自社制作スタジオである株式会社Studio KADANを設立いたしました。今後、多様な自社IPのアニメ化を加速すると同時に、IP数と制作の質の両面からアニメ産業をリードしてまいります。
 
 ※2021年6月1日設立 Studio KADANの詳細については、以下URLよりリリースをご覧ください。
 https://group.kadokawa.co.jp/documents/topics/20210601_n5ap4.pdf

<ゲームセグメント>
 当セグメントの売上高は18億75百万円(前年同期比56.8%減)、セグメント損失(営業損失)は1億16百万円(前年同期 営業利益16億6百万円)となりました。
 当四半期においては、前年に需要が大幅に増加した旧作リピート販売の反動減などにより減収となりましたが、2022年1月にはフロム・ソフトウェアの待望の新作『ELDEN RING』の発売を控えるなど、複数パイプラインの開発が進行中です。

<Webサービスセグメント>
 当セグメントの売上高は53億78百万円(前年同期比2.8%増)、セグメント利益(営業利益)は5億99百万円(前年同期比15.2%増)となりました。
 動画コミュニティサービスでは、動画配信サービス「ニコニコ」の月額有料会員(プレミアム会員)が減少しましたが、有料生放送や生放送番組への「ギフト」など都度課金機会の拡大に努め、収益の多様化への取り組みが功を奏し、増収となりました。各種イベントの企画・運営では、4月開催の「ニコニコネット超会議2021」において一部リアルイベントも開催するなど好評を博し、売上が増加いたしました。

<その他セグメント>
 当セグメントの売上高は54億55百万円(前年同期比24.7%増)、セグメント損失(営業損失)は4億91百万円(前年同期 営業損失3億71百万円)となりました。
 教育事業は、インターネットによる通信制高校であるN高等学校・S高等学校や、クリエイティブ分野の人材育成スクールを運営する株式会社バンタンで生徒数が順調に増加しており、売上、利益ともに引き続き成長しております。
 IP体験施設を運営するコトビジネスにおいては、2020年11月6日にグランドオープンした角川武蔵野ミュージアム、EJアニメホテル、イベント事業、飲食事業などの商業施設を展開する「ところざわサクラタウン」が売上に寄与いたしました。

 当社では、今後も、出版、映像、ゲーム、Webサービス、教育などの幅広い事業領域を展開する総合エンターテインメント企業として、多彩なポートフォリオから成るIPの育成と、それらを多様なメディアを通じて世界に広く展開する「グローバル・メディアミックス」を推進することで、中長期的な成長および企業価値の向上を実現してまいります。

 ※当期決算の詳細については、当社グループ ポータルサイト「IR情報」ページ上の2022年3月期 第1四半期決算短信、決算説明資料、ファクトシートをご覧ください。
 https://group.kadokawa.co.jp/ir/
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