【注目】本日後場引け後に決算発表が控えている銘柄(2)◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

投稿:2021/07/27 12:05

テセック(6337)アマノ(6436)、SPK(7466)

◆テセック
半導体検査装置のリーディングカンパニー。前期営業損失は約4億円で着地。主に販売面で苦労したようだが、今期営業益は15億円の黒字の見通し。前期受注残高が前期比161.9%増加しており、売上計上されれば業績の上ブレが期待できそうだ。気になる本日前場の株価は節目3000円付近で上値を抑えられている。25日線は突破しているが、6/3の3500円を更新するにはまず節目3000円の着実な突破が必要であると見られる。

◆アマノ
社員の出退勤ハード・ソフトウェアを手掛ける企業。前期営業益は約99億円と100億円台まで挽回できなかった。テレワーク環境下による打刻機需要減の影響が大きいと思われる。今期は100億円台まで浮上する予定だが、今後は就業管理関連をソフト・ハード共にクラウドサービスとしてデータベースもクラウド環境に本格移行する必要があろう。気になる本日前場の株価は昨日陰線の上ヒゲを吸収し一段高。ゴールデンクロスも示現しており、短期的な上昇が期待できる。一方で、レンジ上限がやや切り下がっているため、7/14高値2949円をクリアできなければ、煮詰まり感台頭によりチャート上のダマシも増え、取り組みには警戒感が求められてくるだろう。

◆SPK
主にクルマの可動に用いられる部品を扱う専門商社。今期業績はコロナ禍の影響からやや保守的に見積もって、営業益は21億円(前期比2.7%増)の見通し。5/21発表の中経では、2024年3月期の営業益25億円という計画を立てており、強気姿勢が窺える。気になる本日前場の株価は、マドを開け上昇。5/28高値1413円も突破しており、週足では昨年10/9週の大陰線にトライする形に。ただ日足ボリンジャーバンドでは+3σにタッチしており過熱感を意識した慎重な取り組みを心掛けたい。

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大石やすし
人とAIの二刀流ーあすなろ投資顧問 CEO
配信元: 達人の予想