【注目】決算好感で強い動きを見せる銘柄3選◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

投稿:2021/07/14 12:00

クリーマ(4017)川崎地質(4673)、MORESCO(5018)

◆クリーマ
ハンドメイド製品に関する各サービスを展開しており、企業理念は「まるくて大きな時代をつくろう」。ハンドメイドマスクの売上や流通が伸び、13日引け後公表の今期1Q決算は好調な滑り出し。これが好感され本日前場の株価は窓を開け大幅高。5/31から上値を抑えていた節目3700円を優にクリアしており、一時的に心理的節目4000円以上まで買われていることから「L字底」からの復活に期待がかかる。ただ100日線付近で上値が抑えられているため、直近目先は100日線の着実な突破が目標として意識されよう。

◆川崎地質
社名の通り地質調査を行っている企業で、スローガンは「Earth Doctor(地球を診る)」。大型案件などもあり13日引け後公表の今期2Q決算は営業益が前年同期比218.5%増となった。同時に発表された業績予想の上方修正等も好感され、本日前場の株価は窓を開け急伸、上場来高値を付けた。受注案件を順調にこなしていけば業績の上振れは充分期待でき、中長期的な株価上昇も見込めるものの、日足ボリンジャーバンドでは+3σを大幅に突破しており過熱感が意識されやすく、短期的に調整が入る可能性も想定しておこう。また平均的に出来高は少なく、ビジネスモデル上、売上は2Qと4Qに集中する傾向があることも念頭に。

◆MORESCO
不燃性接着剤のトップメーカーであり、「水と油と高分子のスペシャリスト」を自称している。13日引け後公表の1Q決算は営業益が前年同月比265%増とギャップアップスタート。経常益に至っては前年同期の2400万円から約30倍の7.21億円で着地しており純利益に関しては黒字転換を果たした。これらが好感され、本日前場の株価は窓を開け大幅高。出来高も急増しておりコロナショック前の水準への回復に期待がかかる。ただ戻り売りが激しく、日足ロウソク足は上ヒゲ陰線であることから、エントリータイミングは慎重に。

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大石やすし
人とAIの二刀流ーあすなろ投資顧問 CEO
配信元: 達人の予想