エバラ食品工業 Research Memo(6):2021年3月期は特殊要因があったものの、配当は高水準を維持

配信元:フィスコ
投稿:2021/06/23 15:36
■株主還元策

エバラ食品工業<2819>は、利益配分に関する基本方針として、将来の事業展開と経営体質の強化のために、必要な内部留保を確保しつつ、連結純資産配当率(DOE)及び業績の状況を勘案し、できる限り安定的な配当を継続することで、株主の期待に沿うとしている。2021年3月期の配当については、前期比6円増配の1株当たり年間42円(中間配当金18円、期末配当金24円)とした。また、2022年3月期の配当については、現状、1株当たり年間38円(うち中間配当金19円)を予定している。一見減配のようだが、2021年3月期がコロナ禍の特殊事情で高額になったことを考えれば、配当は高水準を続けており、長期的なトレンドとしては増配が継続しているという見方ができる。

また、同社製品を通じて事業活動への理解を深めてもらうことを目的に、毎年3月31日現在の株主名簿に記載された株主に対し株主優待を実施している。保有株式数100株以上300株未満の株主には販売価格1,000円相当の同社製品セット、300株以上1,000株未満の株主には販売価格3,000円相当の同社製品セット、1,000株以上の株主には販売価格5,000円相当の同社製品セット及び5,000円分のQUOカードを贈呈する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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