◎〔週間外為見通し〕ドル円、大きな値幅期待できず=三菱UFJMS証券・植野氏

配信元:時事通信社
投稿:2021/06/11 16:21
 来週の東京外国為替市場のドルの対円相場は、15、16日の2日間開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードに支配され、週前半はこう着感の強い展開になりそうだ。終了後は一時的に値動きが大きくなる局面もあるだろうが、関心事のテーパリング(量的緩和の段階的縮小)議論の開始時期などについては「ある程度織り込み済み」(国内証券)の状況で、よほどのサプライズがない限り、週後半は再び1ドル=109円台を中心とした現在のレンジ相場に戻るとみられる。
 17、18日には日銀の金融政策決定会合も開かれるが、金融政策は現状維持の公算が大きく、ドル円相場の手掛かりにはなりにくい。
 ▽植野大作・三菱UFJモルガン・スタンレー(MS)証券チーフ為替ストラテジスト=来週のドル円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果次第で上下どちらにも動きを強める可能性がある。ただ、どちらに振れた場合でも持続せず、結局は大きな値幅にはならない。週間予想レンジは1ドル=108円25銭〜110円25銭。
 FOMCの焦点は、テーパリングの検討開始時期。とはいえ、4月開催のFOMC議事要旨で「景気が回復すれば議論開始が適切」との認識の参加者が多いことが判明し、米経済が正常化に向かう中で「テーパリングは時間の問題」との見方が浸透している。テーパリングに関する何らかの示唆があれば、初期反応としてドル円の上昇力が強まることが想定されるが、その後は「当然」との雰囲気が支配的となり、上昇は一服するとみている。テーパリングへの市場の関心はすでに(1)条件(2)時期(3)方法―に移っている。
 一方、FOMCでテーパリングへの情報提供が一切なかったとしても「8月にジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムで明らかになる」との観測が徐々に広がり、下振れは一時的なものにとどまる。(了)
[時事通信社]
配信元: 時事通信社
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