コストコが好決算も5日ぶりに反落 インフレがいずれ利益圧迫との懸念も=米国株個別
コストコホールセールが5日ぶりに反落。2-4月期決算(第3四半期)を発表しており、既存店売上高が20.6%増と予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。経済再開で需要が高まったほか、商品全体の価格上昇が収益を押し上げた。
ただ、株価は冴えない反応を示している。同社のギャランティCFOは「インフレ要因が大きい」と述べていた。「輸送需要が増加しており、コンテナ不足や港湾の遅延のほかに、人件費、輸送費など様々なコストが上昇しており、場合によっては商品価格が上昇することもあり得る」と語っていた。市場ではインフレがいずれ、同社の利益を圧迫するとの懸念が出ているようだ。
今回の決算を受けてアナリストの目標株価の引き上げも伝わっている。インフラの投資は同業他社との差別化、コスト削減、需要促進といった点で、同社の長期的成長にとっては良い兆候だと指摘。実店舗とeコマースは勢いを持続しており、旅行やガソリン販売、および、その他の補助的カテゴリーが再加速し、事業拡大と伴に堅調な成長を牽引するとしている。
一方、インフレ圧力は克服できると確信しているものの、圧力の高まり続ければ、最終的には利益において逆風に直面するとも語った。
(2-4月・第3四半期)
・既存店売上高:20.6%(予想:16.0%)
・1株利益(調整後):2.75ドル(予想:2.33ドル)
・売上高:452.8億ドル(予想:435.1億ドル)
会員収入:9.01億ドル(予想:8.74億ドル)
(NY時間15:22)
コストコ 378.75(-8.75 -2.26%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ただ、株価は冴えない反応を示している。同社のギャランティCFOは「インフレ要因が大きい」と述べていた。「輸送需要が増加しており、コンテナ不足や港湾の遅延のほかに、人件費、輸送費など様々なコストが上昇しており、場合によっては商品価格が上昇することもあり得る」と語っていた。市場ではインフレがいずれ、同社の利益を圧迫するとの懸念が出ているようだ。
今回の決算を受けてアナリストの目標株価の引き上げも伝わっている。インフラの投資は同業他社との差別化、コスト削減、需要促進といった点で、同社の長期的成長にとっては良い兆候だと指摘。実店舗とeコマースは勢いを持続しており、旅行やガソリン販売、および、その他の補助的カテゴリーが再加速し、事業拡大と伴に堅調な成長を牽引するとしている。
一方、インフレ圧力は克服できると確信しているものの、圧力の高まり続ければ、最終的には利益において逆風に直面するとも語った。
(2-4月・第3四半期)
・既存店売上高:20.6%(予想:16.0%)
・1株利益(調整後):2.75ドル(予想:2.33ドル)
・売上高:452.8億ドル(予想:435.1億ドル)
会員収入:9.01億ドル(予想:8.74億ドル)
(NY時間15:22)
コストコ 378.75(-8.75 -2.26%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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