ポンドドルは1.42ドル台を一時回復 上値に対する慎重な見方も根強い=NY為替
きょうもNY為替市場はドル売りが優勢となる中でポンドドルも買いが続いており、1.42ドル台を回復する場面もみられた。一時1.4220ドル付近まで上昇し、2月24日の直近高値1.4235ドルをうかがう動きもを見せている。
この日は1-3月の英雇用統計が発表になっていたが、ILO失業率は3ヵ月平均で4.8%と予想を下回り、経済再開に伴い英労働市場の流れが変わりつつあることを示した。今後はウイルスの変異種や9月に一時帰休プログラム終了が予定されており、失業率は12月までに再び5.9%に上昇する可能性があるとの見方も出ている。大きな試練が待ち受けているものの、今年の失業率は6%を下回る可能性は高いという。
ただ、ポンドに対する慎重な見方も根強い。迅速なワクチン展開を伴う経済再開のロードマップに対する楽観的見方が最近のポンド上昇を支援しているが、これ以上の上値余地には限界があるとの指摘も出ている。ワクチン接種に関する英国がEUに対して持っていたリードは急速に減少しており、パンデミック危機が終息に近づくにつれ、市場はますますEU離脱の悪影響に主眼を置くようになり、それがポンドの上値を抑えるという。
GBP/USD 1.4193 GBP/JPY 154.57 EUR/GBP 0.8612
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
この日は1-3月の英雇用統計が発表になっていたが、ILO失業率は3ヵ月平均で4.8%と予想を下回り、経済再開に伴い英労働市場の流れが変わりつつあることを示した。今後はウイルスの変異種や9月に一時帰休プログラム終了が予定されており、失業率は12月までに再び5.9%に上昇する可能性があるとの見方も出ている。大きな試練が待ち受けているものの、今年の失業率は6%を下回る可能性は高いという。
ただ、ポンドに対する慎重な見方も根強い。迅速なワクチン展開を伴う経済再開のロードマップに対する楽観的見方が最近のポンド上昇を支援しているが、これ以上の上値余地には限界があるとの指摘も出ている。ワクチン接種に関する英国がEUに対して持っていたリードは急速に減少しており、パンデミック危機が終息に近づくにつれ、市場はますますEU離脱の悪影響に主眼を置くようになり、それがポンドの上値を抑えるという。
GBP/USD 1.4193 GBP/JPY 154.57 EUR/GBP 0.8612
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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