日本株反発も今注意しておくべきこと【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2021/05/18 19:00

18日の日本株がようやく反発してくれました。

日経平均株価は約2%の上昇、マザーズ指数も2.5%上昇とようやく底打ちかと安堵したひとも多いかもしれません。

このまますんなり反発してくれればいいのですが、反発は短期的に終わるのではないかと考えています。というのもここからさらに上昇していくための強い材料が当面見当たらないからです。

5月相場の最大の材料であった決算発表が終了し、ここから当面材料が乏しい時期に入ってきます。投資の格言でも「夏枯れ相場」といった言葉があるように、ここから夏場にかけて特段大きな材料もない時期にさしかかります。

今年に関してプラスになりそうな材料としては
・コロナの急速な感染者数減少
・オリンピックが開催され盛況におわる
・政府の大規模な追加経済対策

くらいが考えられるのですが、残念ながらどれも確率が低そうです。ですので、ここから先大きく反発するというよりは、上昇しては下落、上昇しては下落する戻り売り相場になるのではないかと考えています。

ただそういった戻り売り相場においてもトレードのチャンスが無いわけではありません。むしろ今回のような小さめの暴落が頻繁に起こることによって逆張り戦略が機能しやすくなるのではないかと期待しているのです。

私が日々確認している暴落銘柄シグナル数も17日に51銘柄をつけて18日に反発しています。今後も今回のような小さめ暴落のリバウンドを狙うチャンスが夏から秋にかけて起こるかもしれません。ぜひ今のうちにしっかりと逆張り戦略の準備をしておきましょうね。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想