ドル買い一服もドル円は109円台半ば=NY為替前半
きょうのNY為替市場、ドル買いの動きが一服しており、ドル円も上げが一服しているものの、109円台半ばと前日からの上昇の流れは続いている。きょうは米株が反発しており、円安の動きが下値をサポートしている模様。
前日の米消費者物価指数(CPI)はインフレ懸念を高める内容となり、市場ではFRBの慎重姿勢のコミットに疑念が生じ、ドルは上昇している。今後発表される指標も強い内容が想定され、さらにFRBのコミットに対する疑念が高まる可能性もある。しかし、インフレ上昇は一時的なものであり、これは世界的な現象になるとの見方も少なくない。
それに伴いFRBも慎重姿勢のコミットをさらに強化する可能性があり、第1四半期にみられたような米国債利回りの急上昇が繰り返されることはなく、ドル買い意欲は次第に後退してくるとの見方も出ているようだ。
ユーロドルは下げが一服し買い戻しも入っているものの、1.21ドル台には慎重になっており、上値の重い展開が続いている。21日線はサポートされているものの、次第に上値が重くなりつつある印象はある。
ただ、一部からはユーロ圏の経済見通しが改善すれば、米国債利回りがさらに上昇しても、ユーロドルの大幅下落は回避されるとの見方も出ている。4月下旬以降、米国債利回りは上昇しているものの、ユーロドルは底堅い展開が続いており、ユーロ圏経済の短期的なファンダメンタルズと同期して取引されている状況。ここに来てユーロ圏経済の回復兆候が顕著にみられ始めているが、その状況はユーロドルのさらなる下落余地が限られていることを示唆しており、ユーロドルが1.20ドル水準を大きく下回る可能性は低いという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
前日の米消費者物価指数(CPI)はインフレ懸念を高める内容となり、市場ではFRBの慎重姿勢のコミットに疑念が生じ、ドルは上昇している。今後発表される指標も強い内容が想定され、さらにFRBのコミットに対する疑念が高まる可能性もある。しかし、インフレ上昇は一時的なものであり、これは世界的な現象になるとの見方も少なくない。
それに伴いFRBも慎重姿勢のコミットをさらに強化する可能性があり、第1四半期にみられたような米国債利回りの急上昇が繰り返されることはなく、ドル買い意欲は次第に後退してくるとの見方も出ているようだ。
ユーロドルは下げが一服し買い戻しも入っているものの、1.21ドル台には慎重になっており、上値の重い展開が続いている。21日線はサポートされているものの、次第に上値が重くなりつつある印象はある。
ただ、一部からはユーロ圏の経済見通しが改善すれば、米国債利回りがさらに上昇しても、ユーロドルの大幅下落は回避されるとの見方も出ている。4月下旬以降、米国債利回りは上昇しているものの、ユーロドルは底堅い展開が続いており、ユーロ圏経済の短期的なファンダメンタルズと同期して取引されている状況。ここに来てユーロ圏経済の回復兆候が顕著にみられ始めているが、その状況はユーロドルのさらなる下落余地が限られていることを示唆しており、ユーロドルが1.20ドル水準を大きく下回る可能性は低いという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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