トーソー、前期経常を一転29％増益に上方修正

　トーソー <5956> [東証２] が5月12日後場(13:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の7.1億円→11.4億円(前の期は8.8億円)に60.6％上方修正し、一転して29.0％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.7億円→8億円(前年同期は5.2億円)に2.1倍増額し、一転して53.5％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループ事業に関連の深い建設市場におきましては、新設住宅着工戸数、非住宅向けの建築着工床面積ともに減少傾向が続くなど、取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いております。また、新型コロナウィルス感染症拡大により経済・社会活動が制限され、当社グループにおいても、展示会等のイベントの中止や従来の営業活動自粛等により、売上高は予想を下回る見込みとなりました。　一方、当社グループでは新型コロナウイルス感染症拡大の対策を講じながら、「Vision2025」第２フェーズを始動し、非住宅市場や飛沫対策の需要獲得に努めるとともに、費用の抑制や原価低減活動、生産性向上の推進に努めてまいりました結果、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益は、予想を上回る見込みとなりました。（注）上記に記載した予想数値は現時点で入手可能な情報に基づいて算出しており、実際の業績は、今後の様々な要因により、予想数値とは異なる可能性があります。