ドル円が底堅い、豪ドルは中国CPIやPPIに反応薄=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/05/11 11:45
 東京外為市場、ドル円は序盤に108.98円付近まで強含み、仲値通過後も108.90円前後の水準を維持している。本邦企業による実需のドル買いが観測されているもよう。ドル円の底堅さを背景に、日経平均株価の軟調推移にもかかわらず、クロス円もリスク回避の円高は限定的で、もみ合いのものが目立っている。

 豪ドル/ドルは0.78ドル台前半、豪ドル円は85円台前半でもみ合い。午前10時30分に中国の4月消費者物価指数(CPI)ならびに生産者物価指数(PPI)が発表されたが、強弱まちまちの結果となったこともあり、特に反応はみられていない。

 ユーロドルやポンドドルも小幅な値動きとなっている。日経平均株価が前日比2%超の下げとなっているほか、アジア株も全面安となっているが、動意薄の状況。

 日経平均株価は大幅安。前引けでは前営業日比812.39円安の2万8705.95円となった。

 午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=108.89円、ユーロドルは1ユーロ=1.2141ドル、ユーロ円は1ユーロ=132.21円、ポンド円は1ポンド=153.78円、豪ドル円は1豪ドル=85.37円、NZドル円は1NZドル=79.14円、スイス円は1スイスフラン=120.91円、カナダ円は1カナダドル=90.02円付近で推移している。

MINKABU PRESS

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