ダウ平均は最高値更新が続く 弱い米雇用統計もFRBの出口戦略への期待は後退=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/05/08 00:22
NY株式7日(NY時間11:11)
ダウ平均   34696.35(+147.82 +0.43%)
ナスダック   13815.41(+182.57 +1.34%)
CME日経平均先物 29410(大証終比:+20 +0.07%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は最高値更新が続いている。取引開始前に発表された4月の米雇用統計がショッキングな内容となったことで、市場は動揺している。非農業部門雇用者数(NFP)は26.6万人増となったが、市場の予想コンセンサスは100万人増で、なかには100万人を大きく超えるとの強気な見方まで出ていた。

 株式市場も寄り付きは売りが先行して始まったものの直ぐに切り返し、次第に買いが広がる展開がみられている。市場の見解を総合すると、他のデータも鑑みて、パンデミックからの景気回復トレンドの鈍化を示す内容ではないとの意見が多い。ただ一方で、少なくとも利上げはおろか、資産購入ペース縮小など、市場が描いていたFRBの早期出口戦略着手への期待は大きく後退させる内容との見解も多く見受けられる。FRBのサポートが予想以上に長くなるとの期待が株式市場をサポートしているのかもしれない。また、為替市場でドル安が進んでいることも、企業業績にとっては追い風ではある。

 エネルギーや銀行には軟調な動きも見られるものの、IT・ハイテク中心に買いが広がっている。ナスダックは続伸。

アルファベット(C) 2412.79(+31.44 +1.32%)
フェイスブック 321.67(+1.65 +0.51%)
ネットフリックス 508.25(+8.70 +1.74%)
テスラ 681.28(+17.74 +2.67%)
アマゾン 3317.77(+11.40 +0.34%)
エヌビディア 596.81(+15.89 +2.74%)
ツイッター 54.63(+0.82 +1.52%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 416.93(+1.96 +0.47%)
メルク 78.18(+0.40 +0.51%)
マクドナルド 235.54(+0.68 +0.29%) 
マイクロソフト  253.79(+4.06 +1.63%)
ホームデポ 337.23(-0.36 -0.11%)
ボーイング 233.45(+3.64 +1.58%) 
ベライゾン 58.76(-0.53 -0.89%)
ビザ 232.93(+1.61 +0.70%) 
ハネウェル  228.54(-0.12 -0.05%) 
ナイキ 138.90(+5.41 +4.05%)
トラベラーズ  160.05(-0.45 -0.28%)
ディズニー 184.55(+2.76 +1.52%) 
ダウ・インク 68.18(-0.86 -1.25%)
セールスフォース  219.37(+1.32 +0.61%) 
シスコシステムズ 53.45(+1.01 +1.92%)
シェブロン 108.90(-0.12 -0.11%) 
コカ・コーラ 54.60(+0.06 +0.10%) 
ゴールドマン  365.37(-0.60 -0.16%)
キャタピラー  238.54(+1.47 +0.62%) 
ウォルマート 141.09(+0.04 +0.03%)
ウォルグリーン 54.76(+0.27 +0.50%) 
インテル 57.61(+0.42 +0.73%)
アメックス 157.46(+0.58 +0.37%) 
アムジェン 253.22(+2.06 +0.82%)
アップル  130.72(+1.20 +0.92%)
P&G 135.58(+0.44 +0.33%)
JPモルガン 159.81(-0.88 -0.55%)
J&J 168.50(+0.76 +0.45%)
IBM 145.28(-1.51 -1.01%)
3M 202.42(+0.01 +0.00%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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