GMが決算受け上昇 半導体不足も米中での需要が堅調=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/05/05 23:03
 GMが上昇。1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。通期見通しも公表しており、1株利益は従来の見通しを据え置いている。

 半導体不足が生産に影響したものの、米国と中国での需要が堅調で、利益率の高いスポーツ・ユーティリティ・ビークルとピックアップ・トラックの販売が好調だった。同社のバーラCEOは株主宛ての書簡で、「今回の底堅い決算は、特に北米と中国における当社の事業の根底にある強さを改めて示した」と述べていた。

 半導体不足が自動車業界を悩ませているが、同社は、その管理に果敢に取り組んでいることから、なお、今年初めに示した通期ガイダンスの達成に自信を持っており、通期の見通しは変更しなかった。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.25ドル(予想:1.08ドル)
・売上高:324.7億ドル(予想:327.7億ドル)
・EBIT(調整後):44億ドル
  北米:31億ドル
  海外:3億ドル
・自動車部門FCF(調整後):-19億ドル

(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.50~5.25ドル(予想:5.24ドル)
・自動車部門FCF(調整後):10~20億ドル

(NY時間09:50)
GM 57.16(+1.82 +3.29%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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