ドル円は109.40円付近 明日は米CPI=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は109.40円付近での膠着した相場展開が続いている。本日は手掛かり材料に乏しい中で、ドルの戻り売りが続いており、ドル円は一時109円台前半まで下落した。21日線を再び下回っており、下値警警戒感を高める値動きではある。ただ、109円台前半の水準には押し目買いも見られている模様。
明日は3月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。総合指数は前年比で+2.5%、エネルギー・食品を除いたコア指数で+1.5%が見込まれている。前月比はそれぞれ+0.5%、+0.2%となっている。
エネルギー価格の上昇が続いており、総合指数ではその影響が大きく出ると見込まれている。3月の米ガソリン店頭価格は12%上昇していた。また、前年がパンデミックで落ち込んだ分、ベース効果でテクニカル的に前年比は高めの数字が出ることが予想されている。
一方、封鎖措置緩和による急激な需要の高まりとサプライチェーンの混乱が、一部のカテゴリーに価格の急上昇を引き起こしている。ただ、なお過大な労働市場のスラックとその結果としての賃金上昇圧力の緩みがインフレ抑制の支配的要因として想定される。
様々な特殊要因があることから、今回の高めの数字をもって、FRBが早期出口戦略に舵を切るとは考え難い。もし、数字を受けて米10年債利回りが1.75%に向かった場合はドル買いが復活する可能性もあるが、その可能性は低いとの見方も少なくないようだ。
USD/JPY 109.44 EUR/USD 1.1906 GBP/USD 1.3737
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
明日は3月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。総合指数は前年比で+2.5%、エネルギー・食品を除いたコア指数で+1.5%が見込まれている。前月比はそれぞれ+0.5%、+0.2%となっている。
エネルギー価格の上昇が続いており、総合指数ではその影響が大きく出ると見込まれている。3月の米ガソリン店頭価格は12%上昇していた。また、前年がパンデミックで落ち込んだ分、ベース効果でテクニカル的に前年比は高めの数字が出ることが予想されている。
一方、封鎖措置緩和による急激な需要の高まりとサプライチェーンの混乱が、一部のカテゴリーに価格の急上昇を引き起こしている。ただ、なお過大な労働市場のスラックとその結果としての賃金上昇圧力の緩みがインフレ抑制の支配的要因として想定される。
様々な特殊要因があることから、今回の高めの数字をもって、FRBが早期出口戦略に舵を切るとは考え難い。もし、数字を受けて米10年債利回りが1.75%に向かった場合はドル買いが復活する可能性もあるが、その可能性は低いとの見方も少なくないようだ。
USD/JPY 109.44 EUR/USD 1.1906 GBP/USD 1.3737
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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